ページタイトル:勝源院の逆ガシワ サイトのシンボル

画像:勝源院の逆ガシワ_1 名称 勝源院の逆ガシワ
   (しょうげんいんのさかさがしわ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カシワ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 6.9m(注2)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 岩手県紫波郡紫波町日詰字朝日田
 
〃 3次メッシュコード
       5941−21−63
 
〃 緯度・経度
       北緯39度33分36.0秒
       東経141度09分57.2秒
国指定天然記念物(1929年12月17日指定)
撮影年月日 2008年8月6日
画像:勝源院の逆ガシワ_2
注1)紫波町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 曹洞宗長広山勝源院の本堂裏手、方丈庭園中のカシワが国の天然記念物に指定されている。
 普通、カシワは幹が直立するものだが、このカシワは直立せず、地際で支幹に分かれて横に大きく広がっている。まるで根が広がるような幹姿だ、ということで「逆さガシワ」と名付けられた。
 この姿は、自然のままの姿なのか、それとも人が剪定等の手を加えて作ったものなのか、私にはよく分からない。
 しかし、失った枝の切断面や、現存する枝の付け根の様子などを見る限りでは、枝は、まず上に伸びようとはするが、すぐに横方向に向きを変えてしまうようだ。このカシワは、上よりも横に伸びようとする個性を持っているように思える。
 案内板の数値では、枝張りは東西22m、南北28mにも及ぶ。樹高は10m強だから、まさに地を這う姿である。
 幹の各所に着生植物が見られ、また苔で覆われている部分も表面積のかなりの部分に及ぶが、樹勢はすばらしく良いように見える。お寺がしっかり管理してくださっているからだろう。
 朝の7時前の訪問だったのだけれども、お盆前とあって、お墓の掃除をしておられる檀家さんが何人もおられた。
 地域と密着したお寺でもあるようだ。
 
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