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名称 正覚院のクスノキ
(しょうがくいんのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 27m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 1300年(注2)
所在地の地名 広島県廿日市市天神
〃 3次メッシュコード 5132−42−27
〃 緯度・経度 北緯34度21分22.8秒
東経132度20分17.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年7月27日
注1)環境庁日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)昭和50年代に大枝を伐った職人が年輪を数えたら、1200までは数えられたが、それ以上は間隔が狭すぎて数えられなかったとのこと。正覚院では樹齢1300年のクスノキとしている
JR山陽本線廿日市駅の南東300mほどの市街地に、標高30mほどの小さな山がある。かつて篠尾城(ささおじょう)が築かれたこともある篠尾山(ささおやま)である。現在、その上には高野山真言宗篠尾山正覚院(ささおざんしょうがくいん)と天満宮がある。
そこに立つクスノキがこれ。
すごい場所に立っているものだ。クスノキの下は、絶壁と言ってもよさそうな急斜面で、斜面の下は墓地となっている。
ご住職のお話では、天正13年(1585)、桜尾城主穂井田元清から、南蛮渡来の時計が正覚院に与えられた。歴代住職は、それにより太鼓を打って、住民に時を知らせたという。これは昭和48年(1973)3月まで続いたそうである。
この上で太鼓を打てば、遠くまでよく聞こえたことだろう。
そして、仰ぎ見る人には、このクスノキがよく見えたに違いない。 |
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