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画像:正永寺原のイチョウ(全景)

画像:正永寺原のイチョウ(幹と並ぶ)
名称 正永寺原のイチョウ
    (しょうえいじばらのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 伝承600年(注2)
所在地の地名 長野県飯田市正永町2丁目
 〃 3次メッシュコード 5337−26−24
 
〃 緯度・経度 北緯35度31分34.9秒
           東経137度47分55.5秒
飯田市指定天然記念物(1972年5月11日指定)
撮影年月日 2004年7月24日

注1)1992年2月に飯田市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 JR飯田駅の西北西2km、緩やかな斜面に広がる耕地にある。起伏のある斜面だから、場所にもよるが、近くまで行けば、背の高い姿が見えてくる。今村さんという方の所有物で、家のすぐ横に立っている。
 応永15年(1408)、飯田城主坂西由政(ばんざいよしまさ)が、曹洞宗円悟山正永寺(しょうえいじ)をこの地に建立した際に植えられたと伝えられている。推定樹齢はこの伝承に依拠している。
 その後、正永寺は現在の江戸町3丁目に移り、このあたりに寺はなくなったが、正永寺の名は残った。
 このイチョウは雌木である。頭頂部には失われた大枝もあるが、全体に樹勢は良い。訪れたときも、びっしりと青いギンナンをつけていた。
 ひこばえも時々整理されているようだ。しかし、切っても切っても生えてくるらしく、小さな葉の短いひこばえがたくさん見える。
 案内板によれば、ちょうど枯枝の上に落ちた種子が芽生えて、そこだけ雄木が育っているという。少しの間、探してみたが、わからなかった。
 
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