|
↑A ↓B
|
|
名称 所能のトチノキ (しょのうのとちのき)
名称の典拠 なし
樹種 トチノキ
樹高 15m/20m(注1)
目通り幹囲 8.0m/6.8m(注1)
推定樹齢 100〜199年(注1)
所在地の地名 静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家(所能)(注2)
〃 3次メッシュコード 5237−67−51
〃 緯度・経度 北緯35度12分51.6秒
東経137度53分31.3秒(A)
北緯35度12分53.0秒
東経137度53分30.9秒(B)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年10月2日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による。いずれも前者が「A」、後者が「B」のデータ (A・Bは私が勝手に付けた)
注2)2005年7月1日、浜松市に合併。旧行政区は磐田郡水窪町
旧環境庁資料によると旧水窪町の所能に幹囲8.0mの大トチノキがあるということで、所能の集落を訪ねた。同資料によれば樹林内にある私有物のトチノキだという。わかりにくい山中にあるなら会うのは無理かも知れないと、期待半分・諦め半分の訪問だった。
途中で誰かに会ったら尋ねようと思って、西浦観音堂に向かう細い道をゆっくりと登った。最上部に近いお宅のご主人が庭に出ておられたので、車を停めて尋ねたところ、「○○さんのトチノキだと思う。○○さんなら、今、奥さんが家におられるので訪ねてみたらいい」と、家を教えて下さった。
家の近くで車を下りたら、奥様がこちらに歩いて来られた。先ほどの方が電話をして下さったのかも知れない。
トチノキの撮影は承知して下さったが、私が若くないのを見て、ちょっと躊躇された様子だった。なにしろその場所はかなりの急斜面なのである。昔は下の国道からここまで人が歩ける山道があったのだが、長い間使わないうちに崩れてしまって今はもう無いとのこと。
確かに危険そうだ。決行するかどうか迷っていると、下の方が傾斜が緩いので、下から登ってみたらどうかと提案して下さった。下の方では未だ道が残っているかも知れないというのである。国道からの入口を教えていただいて、提案に従うことに。
正解だった。無事に撮影できたのは、この奥様のお陰である。(感謝)
環境省データには全部で5本のトチノキ巨木が登録され、そのうち、左図の2本が特に大きい。
Bは小さな沢に架かる橋から見おろせる個体。AはBから40mほど南に離れている。いずれも急斜面に踏ん張って立つので、根張りが力強い。樹勢も良好に見える。すばらしいトチノキである。
タイマーダッシュできるような場所でないので、トチノキとのツーショットが撮れなかったのだけが残念。 |
|