ページタイトル:雫石神社のスギ サイトのシンボル

画像:雫石神社のスギ

画像:雫石神社のスギ(境内林)
 大杉周辺の境内林
名称 雫石神社の杉 (しずくいしじんじゃのすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注2)
推定樹齢 1340年(注3)
所在地の地名 岩手県岩手郡雫石町西根字北妻
 
〃 3次メッシュコード 5940−47−84
 
〃 緯度・経度 北緯39度44分34秒
           東経140度55分59秒
雫石町指定天然記念物(1994年7月1日指定)
撮影年月日 2008年8月4日

注1)雫石町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による





 雫石(しずくいし)の地名発祥伝承は次のようなものである。
 今から約千年前、このあたりは昼なお暗い森だった。その森のしじまから、妙なる笛の音のように深く澄んだ音が聞こえてくる。あるとき、翁が音を辿って行くと、ひときわ大きな老杉があり、その根元に洞窟が口を開けていた。洞窟の中では銚子に似た口先から滴り落ちる水が下の石に当たり、その音が空洞に共鳴して美しく響いていたのだった。この話が噂を呼んで、大勢の人が見物にきた。そして、誰言うともなく、この地は滴石と呼ばれるようになり、のち雫石の文字に変わったというのである。
 千年前の老杉がこのスギのはずはないが、根元には小さな洞窟もある。蔦沢清水と名付けられた湧水もあるようだ。
 現在の境内林の木々はみな若い。これ1本のみ切られずにいたのは、ここが伝説の場所だと信じられていたためなのかも知れない。
 社殿に向かって左側。小さな沢に面して立っている。
 
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