ページタイトル:志崎天満神社のスダジイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:志崎天満神社のスダジイ(幹と並ぶ)


画像:北浦風景
 広済寺から見る北浦風景
名称 志崎天満神社のスダジイ
    (しざきてんまんじんじゃのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 23m(注1)
目通り幹囲 6.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 茨城県鹿嶋市志崎
 〃 3次メッシュコード 5440−04−75
 〃 緯度・経度 北緯36度03分52秒
           東経140度34分16秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年5月18日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 志崎は北浦の東岸。北浦を見おろす高台の集落である。市境近くに位置し、高台の北を東西に割る谷が鉾田市との境界線となっている。
 その高台の集落の西端、つまり最も北浦側に、天満神社が鎮座している。従って、境内からは、木々を透かして、北浦の風景が見える。(隣接する広済寺からはもっとよく見える)
 社殿の外側に、コピー用紙をラミネート加工しただけの簡単な説明書が下げてあった。天満神社についての案内である。(訪問者にとって、これだけでも十分にありがたい)
 それによると、昔、菅原道真の絵像が漂着したことがあった。驚いた村人が協議の結果、篝山(かがりやま?)に社殿を建てて祀ったのが始まりという。この場所を篝山というのだろうか? その後、村内にあったお稲荷さんと第六天さんを合祀したようで、現在の祭神は、菅原道真公(いわゆる天神さん)、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の3柱。
 境内はスダジイ自然林の様相を呈している。
 左図はそのうちの最大木である。
 合体木の可能性が高い株立ちだが、環境省データでは、1本立ちとなっている。環境省巨樹データベースにあるスダジイは、これではないのだろうか。(現在、単幹でそれだけのサイズを持つ個体は見当たらない)
 仮に見当違いだったにしろ、この板根の発達ぶりを見るだけでも大したものである。
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