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名称 志和古稲荷のスギ (しわふるいなりのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注1)
所在地の地名 岩手県紫波郡紫波町升沢字小森
〃 3次メッシュコード 5941−20−66
〃 緯度・経度 北緯39度33分38秒
東経141度04分55秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年8月6日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
名前から、志和稲荷の旧地であることはわかる。どうせ今は寂れているのだろうと予想していたが、そうではない。境内も社殿も、想像よりずっと立派であった。
標記の大杉は参道石段を登ったところ。立派な注連縄が掛けられている。プラスチックの既製品ではなく、稲藁を用いた本格的な注連縄だ。
拝殿の左手(向かって右)に立つのは境内No.2のスギ。これは目通り5.2m。いずれも樹勢は良さそうだ。
ところで、拝殿の手前にガラス張りの小さな祠があり、殆ど白骨化したキツネのミイラが納められていた。厚さ10センチ以上はあろうかと思われる緋色の布団に寝かされている。昭和29年(1954)の台風で倒壊した大杉の根元の空洞から発見されたという。これは、お稲荷さんにとっては、瑞兆である。キツネはお稲荷さんの眷属(=従者)だからだ。
こんなことは二度とあることではあるまい。少しでもあやかることができれば、とおキツネさまに、サマージャンボの当選を祈願した。
お稲荷さんには、そんな卑小な願いでは罰が当たる。五穀豊穣と、日本の食糧自給率向上を願わせていただいた。 |
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