ページタイトル:志多備神社のスダジイ 当サイトのシンボル

画像:志多備神社のスダジイ

画像:志多備神社のスダジイ(幹と並ぶ)
名称 志多備神社のスダジイ
    (したびじんじゃのすだじい)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スダジイ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 11.4m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 島根県松江市八雲町西岩坂(注2)
 〃 3次メッシュコード 5333−00−68
 〃 緯度・経度 北緯35度23分24.4秒
           東経133度06分07.5秒
島根県指定天然記念物(2003年12月2日指定)
撮影年月日 2011年8月24日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年3月31日、松江市に合併。旧行政区は八束郡八雲村





 意宇川(いうがわ)の支流桑並川右岸、明事山(まいしやま、293m)からは直線距離で北西1.2kmほどのところに志多備神社が鎮座している。
 「出雲国風土記」(733)に「志多備社(したびのやしろ)」としてその名が見える古社で、明治35年(1902)に現在の社号になる前は王子権現と称していたようだ。主祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の夫婦神。
 川沿いに走る道路からは大シイの姿を確認しづらいが、道路脇に大きな駐車場があり、案内板も出ている。
 志多備神社の境内には、スダジイ巨木が2本ある。県天然記念物の大シイは、社殿に向かって右にちょっと離れて立っている。参道の途中に立つスダジイと勘違いなさらぬように。(案内板を確認してから行けば、間違うことはない)
 元来この辺りにはスダジイの自然林が広がっていたようだ。この木もそのうちの1本だったと考えられる。現在のように境内環境が整備される際、その巨大さゆえに、このスダジイが残されたのだろう。
 出会った途端、あまりに圧倒されて、言葉が出なくなることがある。このスダジイもそんな木の一つだ。存分に大枝を広げて立つ姿には、一種の神々しささえ感じられるように思われる。
 
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