ページタイトル:志々島の大くす 当サイトのシンボル

画像:志々島の大くす_1


画像:志々島の大くす(幹と並ぶ)


画像:志々島の大くす_2
名称 志々島の大くす (ししじまのおおくす)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 クスノキ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 14.0m(注1)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 香川県三豊市詫間町志々島(注3)
 〃 3次メッシュコード 5133−35−24
 〃 緯度・経度 北緯34度16分21.3秒
           東経133度40分45.1秒
香川県指定天然記念物(1970年4月28日指定)
撮影年月日 2013年3月25日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による。ただし、幹囲については、環境省が定めた測定要項通りに測ろうと思っても、そこでは最大の横枝が水平に腕を広げていて、測定不可能。14.0mの幹囲はどのようにして測定したのだろうか。一方、「香川の古木・巨樹」サイトでは、2012年9月22日の測定値として、樹高22.5m、根元から20cmの高さでの幹囲を12.0mとしている。私見では、こちらの方が実態に近いように思われる
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2006年1月1日、三豊郡内7町が合併して三豊市誕生。旧行政区は三豊郡詫間町





 志々島は、瀬戸内海に浮かぶ小島。面積は0.74平方km。2013年1月27日現在の人口は22人(同日付の毎日新聞地方版による)。詫間港(宮の下)の浮き桟橋から1日3便の定期船が通う(2013年3月現在)。
 その島に、この大クスノキが立つ。

画像:志々島の大くす(案内標識)

 宮の下から志々島まで、約20分の船旅。料金は片道330円(2013年3月現在)。乗合バスの感覚だ。
 志々島(本村港)到着は13時5分。島からの最終便が出るのは15時50分。その間2時間45分。大クスを訪ねる時間は十分にある。(その後、運航時間が変わる可能性もある。訪問される際は、どうかご確認を)
 島内は、歩く以外に移動手段なし。いざ、歩き出そうとすると、もうそこに大クスへの案内表示が出ている。あとは、矢印をたどるだけ。
 家々の間を抜けると、すぐに登り道。利益院(りやくいん?)という名のお寺の横を通り、高台に上がると畑になる。峠(標高約50m)はもうすぐそこ。
 峠を越え、右に下りるとクスノキの前に出る。港にあった案内板には、クスノキまで1.2kmとあったが、実際はもっと近いのでなかろうか。
 実に個性的な大クスノキである。
 未知の巨大な生物が地下に潜み、獲物を捕らえるため、地表の一点から、太くて長い触手をぬっと突き出したかのよう。もう幹とか枝とかの感じではない。まさに怪物。
 クスノキを訪ねた後、出航までの時間、案内表示に従って、志々島の最高点(標高109m)に登ってみた。
 いわゆるピークがあるわけでなく、平らな頂上だ。周囲の灌木が伐られ、360度の眺望が得られる。
 頂上には私ひとり。食べそびれた簡単な昼食を取りながら、瀬戸内の風景を堪能させてもらった。
 
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