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名称 白鳥神社のクスノキ (しろとりじんじゃのくすのき) 名称の典拠 「香川の保存木」指定名称 樹種 クスノキ 樹高 27m(注1) 目通り幹囲 6.8m(注1) 推定樹齢 800年(注2) 所在地の地名 香川県東かがわ市松原(注3) 〃 3次メッシュコード 5134−22−99 〃 緯度・経度 北緯34度14分44.2秒 東経134度21分51.5秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2013年3月28日 注2)現地の案内板(白鳥神社総代会が設置。設置年月不詳)による 注3)2003年4月1日、大川郡内の3町が合併して東かがわ市誕生。旧行政区は大川郡白鳥町 白鳥神社の主祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)。 記紀神話におけるヤマトタケルは、東征からの帰途、伊吹山の神が降らせた氷雨によって病を得、伊勢国能煩野(のぼの。現三重県亀山市)で没する。そしてその魂が白い鳥となり、一時河内にとどまった後、天に昇ることになっている。 ところが、白鳥神社では、河内にとどまった後、さらにここ讃岐まで飛んできたとされた。飛んできたのは仁徳天皇の時代だとか。(「白鳥神社記」による。平凡社「香川県の地名」から孫引き) ヤマトタケルが没した時の天皇が景行天皇だったから、それより4代後の天皇の時代ということになる。昇天までずいぶん時間がかかったものだ。 その飛来地の松原に建立された神祠が白鳥神社の始まりという。その後、白鳥町の町名になったくらいだから、昔からよく知られる話だったのだろう。 さて、クスノキであるが、白鳥神社と、隣接する香川県指定文化財猪熊邸(猪熊氏は、白鳥神社の宮司)の間に立っている。 周囲に広い空間が与えられた独立木で、思う存分、四方に枝を伸ばしている。樹勢も良さそうだ。 境内には、このほかにもクスノキ巨木が2本あるが、このクスノキの前では、存在が霞みがちである。 |
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