ページタイトル:白峯寺のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:白峯寺のイチョウ 名称 白峯寺のイチョウ (しろみねじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 9.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 香川県坂出市青海町
 〃 3次メッシュコード 5133−37−94
 〃 緯度・経度 北緯34度20分04.0秒
           東経133度55分33.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年3月26日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 弟の後白河天皇と争って敗れた崇徳上皇は、配流先の讃岐で没する。長寛2年(1164)のこと。その御陵が坂出市の白峰山にあり、「白峯陵(しらみねのみささぎ)」と呼ばれている。
 御陵の東には、空海と円珍による開創縁起を伝える白峯寺(四国八十八箇所第81番札所)があり、御陵の近くには、法華三昧堂が建てられた。それがのちに頓証寺となる。(現在は頓証寺殿と呼ばれている)
 標記のイチョウは、その頓証寺殿の近く。
 株立ちである。株立ちの場合、環境省巨樹測定要項では、個々の幹について測った幹囲を合計することになっている。そのため、上記データのような大きい値が出たものと思われる。実際に対面した印象では、もっとずっと細い。
 話を戻すが、崇徳院の辞世は、(現代仮名遣いで書くと)「思ひやれ都はるかに沖つ波立ちへだてたる心細さを」。
 その後間もなくここを訪ねた西行(1118〜90)は、それに対し、次の歌を返している。「よしや君 昔の玉の床とても かからん後は何にかはせん」。(「西行法師のみち整備促進協議会」が設置した案内板による)
 この歌を刻んだ歌碑が、西行法師の小さな石像とともに、イチョウの傍にある。
 
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