ページタイトル:シラヌタの大杉 当サイトのシンボルマーク

画像:シラヌタの大杉


画像・シラヌタの大杉への入口

 大杉への山道入口
名称 シラヌタの大杉 (したぬたのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 8.2m(注2)
推定樹齢 1000年(注2)
所在地の地名 静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本入(注3)
 〃 3次メッシュコード 5239−20−11
 〃 緯度・経度 北緯34度51分00.3秒
           東経139度00分43.9秒
東伊豆町指定天然記念物(1981年3月25日指定)
撮影年月日 2020年2月4日

注1)林野庁、シラヌタ大杉保全協議会、巨樹・巨木保護中央協議会の三者が連名で設置した「森の巨人たち100選」案内板による(設置年月不詳)。「森の巨人たち」としての名称もこれに同じ。ただし天然記念物としての名称は「シラヌタ大杉」で「の」がない
注2)上記案内板による。環境省巨樹データベースは幹囲を12.0mとしているが、実際はそれほど太くない
注3)東伊豆町公式ウェブページによる。マピオン地図はこの場所を片瀬としている





 天城山(あまぎさん)の最高峰万三郎岳(ばんざぶろうだけ、1406m)から南に延びる稜線の一部に傾斜が緩い場所があって、そこが天城ハイランドという名の別荘地になっている。その別荘地を抜け、さらに北(万三郎岳方面)に向かう道を進んでゆくと、やがて、左に大きく180度曲がるカーブの外側に大杉への入口が開いている。(駐車スペースと案内表示あり)
 そこから北東へ山道を約500m。途中に小さなワサビ田があって、そこで小さな流れを渡る(ここには橋が架けられていたようだが、私が訪ねた時は壊れていて使えなかった)。古稀を過ぎた私の足で、大杉まで約10分。
 大杉の周囲は若いヒノキの人工林で、なかにケヤキ巨木も混じる。ケヤキたちも結構大きいが、大杉のみ別格の存在。まさに「森の巨人」と言うに相応しい。
 横向きに出た枝が隣に立つ細い1本と連理を成している。不思議な形だ。
 大杉の近くに標柱があって、大杉が立つ国有林の一部を東伊豆町が借り受けた旨の記載がある。町の観光資源として活用したいということなのだろう。かといって借りた物を粗末に扱うわけにもいかない。周囲の広いロープ柵が恨めしい気もするが、そう思って我慢することにした。
 なお、大杉の南方500mほどに不知沼という池があって「シラヌタの池」というらしい。大杉はその池から名を貰ったということのようである。
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