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名称 白鬚神社のスギ (しらひげじんじゃのすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 6.4m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 大分県玖珠郡九重町野上字鹿伏
〃 3次メッシュコード 4931−61−47
〃 緯度・経度 北緯33度12分37秒
東経131度13分03秒
九重町指定天然記念物(1982年2月指定)
撮影年月日 2010年3月24日
注1)九重町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
玖珠川(くすがわ)右岸の高台上(といっても川からは1km以上離れている)に水田が広がり、その一角に、こんもりした社叢を伴って白鬚神社が鎮座している。
鳥居のすぐ後方、向かって右に2本、左に1本、全部で3本の大杉が横一列に並んでいる。ウラスギの仲間だと思われる。
まっすぐ直立するから、「スグ」→「スギ」だといわんばかりの、すらっと美しいスギも、見て気持ちのよいものだが、このように縦横に太い枝を伸ばした荒々しい姿のスギにも心ひかれる。
3本セットで天然記念物なのかと思ったが、案内板を読む限り、そうではないようだ。中央に立つ最大木のみが天然記念物だということらしい。
地上7〜8mで大きく2幹に分かれている。そのうち1本の葉の量が少ないのが気になるが、全体としては樹勢が良さそうだ。
枝が横に長く伸び、スギにしては幅が広い大きな樹冠を形成している。幹を伝わる雨水の流路に沿って苔が生え、樹肌にコントラストを与えている。サイズ以上に、なかなかの風格を感じた。
案内板によれば、九重町内で最大のスギだということである。 |
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