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名称 日吉神社の大クス (ひよしじんじゃのおおくす) 名称の典拠 「新城設楽の大きな木と特色のある森」(注1) 樹種 クスノキ 樹高 27m(注2) 目通り幹囲 10.4m(注2) 推定樹齢 800年以上(注3) 所在地の地名 愛知県新城市日吉字宮ノ腰(鳥原) 〃 3次メッシュコード 5237−24−72 〃 緯度・経度 北緯34度53分54.0秒 東経137度31分30.6秒 新城市指定天然記念物(1958年4月1日指定) 撮影年月日 2007年2月3日 注1)愛知県公式HP中のサイト。天然記念物指定名称は単に「大樟」。それでは味気ないので、こちらで見つけた名前をいただいた 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による 注3)上記サイトによる 大クスの日吉神社は鳥原集落に鎮座している。大字日吉に2社、隣接する吉川にも日吉神社があり、紛らわしい。 祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。かつては南方の風切山(356m)中腹にあって「三(山?)王大権現」と称していたが、のち現在地に移り、明治元年(1868)、日吉神社に名を改めた。(平凡社「愛知県の地名」による) その境内、拝殿の左斜め後方(向かって右)に、鳥原神社の本殿が建っている。案内板によれば、戦争で生命を捧げた郷土出身の英霊を祭神として祀り、日吉神社の末社としたものらしい。社殿は小振りだが、しっかりした造りである。 その後方に、標記の大クスが立っている。大クスの方が、鳥原神社よりもかなり先輩である。英霊の鎮座地として、大クスの近くにあたるこの場所が選ばれたわけだ。 地上4mほどで数幹に分かれていたようだが、1本を残して他は既に失われた。折れた痕は朽ちるにまかせられ、腐朽は根元にまで及んでいる。姿が痛々しい。 幸い、残った1本は健全そうだ。重量バランスが崩れてしまったため、体を支柱にあずけてはいるが、勢いは悪くない。 いずれ根元付近の姿が変わってしまうだろうが、しっかり頑張って、大クスの記憶を継承してもらいたいものだ。 |
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