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画像:新名白山神社のトチノキ

画像:新名白山神社のトチノキ(幹と並ぶ)
名称 白山神社のトチノキ
    (はくさんじんじゃのとちのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 トチノキ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 6.6m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岐阜県飛騨市河合町新名(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5437−30−45
 
〃 緯度・経度 北緯36度17分30.3秒
           東経137度03分45.4秒
岐阜県指定天然記念物(1967年6月14日指定)
撮影年月日 2005年11月3日

注1)岐阜県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2004年2月1日、吉城郡内4町村が合併して飛騨市誕生。旧行政区は吉城郡河合村





 白川郷から天生峠(あもうとうげ)を越えて、越中西街道(現在の国道360号)を東に向かう。さすが霊峰白山のお膝元だけあって、あちらこちらに多くの白山神社がある。そのなかで、目指すのは新名(しんみょう)の白山神社。
 マイカーの時代になって、日本からは秘境が無くなってしまったと言えそうだが、少し前まで、新名はずいぶん山深い地であった。
 そもそも新名は、中世庄園の新たな開墾地に由来する地名らしい。慶長18年(1613)の飛騨国郷帳には「新明村」と記されている(平凡社「岐阜県の地名」から孫引き)のも同義であろう。田畑もあったようだが、広大な山地を控えて木地師の入山も多く、しばしば近隣の村との入会権争いもあったようだ。
 トチノキは、そんな山奥の神社の境内で、人々の営みを眺めてきた。人間の幾世代もの時間を生き続けてきたトチノキは、次第に崇敬を集めるようになり、大切にされるようになった。今は神社の御神木である。
 2本の合体木だと思われる。樹高が高く、上空で大枝を四方に伸ばす姿は、なかなか堂々としている。
 幹には太い蔓が絡んでいる。フジだろうか。
 訪れたのは紅葉の頃だったが、フジの花に彩られる季節があるのかも知れない。
 
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