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画像:新宮熊野神社の大イチョウ(幹と並ぶ)

画像:新宮熊野神社の大イチョウと長床
 大イチョウと長床
名称 新宮熊野神社の大イチョウ
   (しんぐうくまのじんじゃのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 8.0m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 福島県喜多方市慶徳町新宮
 
〃 3次メッシュコード 5639−36−36
 
〃 緯度・経度 北緯37度37分08.3秒
           東経139度49分51.0秒
喜多方市指定天然記念物(1968年7月12日指定)※
撮影年月日 2003年8月23日

注1)喜多方市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
※後日確認したところ、喜多方市では合併の際に文化財指定をし直したようで、現在は合併した日にあたる2006年1月4日を指定日としている(2019/11/24追記)





 喜多方市中心部から南西に5kmのところに新宮熊野神社がある。社伝によれば、「前九年の役」で陸奥征討に赴いた源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)父子が、戦勝祈願のため紀州熊野から勧請したと伝える。のち「後三年の役」で再びこの地を訪れた義家が現在地に遷座、社殿を造営した。完成は寛治3年(1089)という。
 その当時の建立かどうかは不明だが、他の神社では見られない「長床(ながとこ)」と呼ばれる一種独特の拝殿が残されている。慶長16年(1611)の大地震で倒壊したが、旧材を用いて、蒲生忠郷(がもうたださと)が再建した。近年では昭和38年(1963)に国指定重要文化財となり、同46年(1971)から同49年(1974)にかけて、当時の費用で1億4千万円を費やして解体修理が行われた。
 大イチョウは長床の手前左手に立っている。長床よりも後輩だが、目通り8mの堂々たる巨樹である。存在感ではそんなに負けてはいない。樹勢も良い。
 ギンナンの実らない雄株である。
 
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