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名称 神田の大イトザクラ (しんでんのおおいとざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 9m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 700年(注3)
所在地の地名 山梨県北杜市小淵沢町松向(しょうこう)神田(しんでん)(注4)
〃 3次メッシュコード 5338−62−17
〃 緯度・経度 北緯35度50分44.5秒
東経138度20分46.1秒
山梨県指定天然記念物(1959年2月9日指定)
撮影年月日 2004年4月10日
注1)小淵沢町が設置(設置年月不詳)。近くには赤御影石の立派な案内板もあり、それにも同じ名称が刻まれている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による
注4)2006年3月15日、北杜市に合併。旧行政区は北巨摩郡小淵沢町
エドヒガンの仲間には変異が多く、枝が細く垂れ下がるものをシダレザクラという。イトザクラはシダレザクラの別名である。
上記の案内板には、サクラの由来が記されていた。
代々幕吏を務めた小松氏の祖先が広野神社を創建し、その供米を収穫する田を神田(しんでん)と称した。その畔に御神木として植えられたのが、この桜だということだ。
ちょっと早すぎた訪問で、花は一分咲きといったところ。赤みの濃い花だ。
老木ゆえ、枝数は少ないが、存分に腕を伸ばしている。背も高くはないが、周囲を耕地に囲まれているため、全体像が浮かび上がって見える。
見る方向により南アルプス、八ヶ岳、富士山と、どれも第一級の借景が得られることもあって、立地の良さ、姿の美しさは、名木の名に十分値する。いつまでもこの樹勢を保って欲しいものである。 |
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