名称　下戸鎖の欅　（しもとくさりのけやき） 名称の典拠　現地の案内板（注1） 樹種　ケヤキ 樹高　３３ｍ（注2） 目通り幹囲　６．３ｍ（注2） 推定樹齢　７１０年（注3） 所在地の地名　岩手県久慈市山根町字下戸鎖 　〃　３次メッシュコード　６０４１−１５−０７ 　〃　緯度・経度　北緯４０度０５分１２．１秒 　　　　　　　　　　　東経１４１度４２分４２．１秒 久慈市指定天然記念物（１９８０年１１月１日指定） 撮影年月日　２００６年８月１日 注1）久慈市教育委員会が設置（設置年月不詳） 注2）環境庁「日本の巨樹・巨木林　北海道・東北版」による 注3）岩手県の公式ホームページ「いわての植物」による 　久慈市立山根小学校の北隣に鎮座する熊野神社の御神木。 　熊野神社は、旧村社で、祭神は須佐之男命（すさのおのみこと）。承久年中（1219〜22）に伊豆４郡を支配していた伊豆式部太夫行光の子孫左衛門尉景又のそのまた子孫久蔵貞光が、貞享年間（1684〜88）に当地に来て勧請したと伝えている。 　大ケヤキは、社殿に向かって右手。 　予想以上に素晴らしいケヤキだった。 　旧環境庁の調査実施要項とおりに測定すると、標記データのようになるのだろうが、正面から見た感じではもっと太い印象を持った。案内板の「胸高周８．７５ｍ」は、低地側で測った値と思われるが、実感はこちらの方が近い。 　そして、何よりも、高みで大枝をたくさん広げている樹勢の良さがすばらしい。 　少しでも長く、この樹勢を保ってほしいものだ。 　なお、境内には目通り３．４ｍのイチイもあり、こちらも久慈市天然記念物に指定されている。