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名称 下太郎生のヤナギ (しもたろうのやなぎ) 名称の典拠 「三重の巨樹・古木」(注1) 樹種 コゴメヤナギ(注2) 樹高 14m(注2) 今はずっと低い 目通り幹囲 3.5m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 三重県津市美杉町太郎生(注3) 〃 3次メッシュコード 5136−61−65 〃 緯度・経度 北緯34度33分23.3秒 東経136度11分29.8秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2019年3月28日 注2)上記「三重の巨樹・古木」による 注3)2006年1月1日、津市に合併。旧行政区は一志郡美杉村 名張市との市境近く、名張川(なばりがわ)沿いに走る国道368号の路傍に立つ柳。「下太郎生」バス停のすぐ近く。 上記「三重の巨樹・古木」によると、かつての名張川の水面は、今より遠く、ここは緩やかな勾配の土手だったようだ。ところが、昭和34年(1959)の伊勢湾台風による増水で、この川縁は流され、流路も変わってしまった。現在の水面は、絶壁と形容できそうな急勾配の石垣の直下にある。 このコゴメヤナギは、伊勢湾台風を耐え抜いたヤナギなのである。(下流側の川原に見えるシダレヤナギは、その際どこからか流れ着いて、ここに活着したものらしい) そのコゴメヤナギを訪ねたところ、どうしたわけか、ひどい有様になっていた。 幹は途中から折れ、路傍に横たわっている。横たわった幹からも芽が伸びようとしているところをみると、倒れたのはごく最近のことらしい。 まだ枯死したわけではないが、再びもとの雄姿を取り戻すことは不可能と思われる。でも、若芽のいじらしい姿を見て、心中、「がんばれよ」と声をかけずにいられなかった。 |
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