ページタイトル:下川小学校のハルニレ 当サイトのシンボルマーク

画像:下川小学校のハルニレ_1

画像:下川小学校のハルニレ_2
名称 下川小学校のハルニレ
    (しもかわしょうがっこうのはるにれ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ハルニレ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.7m(注2)
推定樹齢 830年(注2)
所在地の地名 北海道上川郡下川町西町
 〃 3次メッシュコード 6642−35−60
 〃 緯度・経度 北緯44度18分11.8秒
           東経142度37分55.1秒
下川町指定天然記念物(1964年10月14日指定)
撮影年月日 2019年6月7日

注1)天然記念物としての名称は単に「はるにれ」
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 JR名寄(なよろ)駅の近くから、国道239号で名寄川の広い谷を16kmほど遡上したところが下川町である。
 国道と道道101号(下川愛別線)の交差点の南西に下川小学校があり、グラウンドの一角に左図のハルニレが立つ。
 北海道がまとめた道内市町村指定文化財一覧表の説明では、明治40年(1907)12月、ここに下川町簡易教育所を建設した際に校庭に残したハルニレだという。そんなことから北海道の「記念保護樹木」としての名称は「下川小学校開校記念保護樹木」である。
 先生の許可を得て樹下に立った。
 ハルニレは、全ての大枝の先端が切られ、根の負担を小さくするためか、葉の量も少なくなるよう剪定された姿だった。
 この姿になった理由を尋ねると、昨年、直径10〜20cmほどの大枝が落下する事件があったという。もともと弱っていた枝だったらしいが、なにしろここは小学校である。児童に大事があっては大変と、思い切って剪定したということのようだ。
 町民の方からは「ブロッコリーみたいになっちゃった」という声も聞こえたそうだが、剪定が功を奏したか、おかげで昨年の台風では何も被害が無かったそうである。
 技術員さんとすっかり話し込んでいたら、教頭先生が来られて、剪定前のハルニレの姿が収められたCD-Rを下さった。私のウェブサイトへの掲載許可も。(「少し大きめの画像」に収録)
 私をとても歓迎して下さったことに加え、懇切な応対に接するにつけ、児童のみならず、先生方からも愛されているハルニレであることがよくわかった。
(数々のご親切に対し、校長先生はじめ先生方、技術員さんに改めて厚く御礼申し上げたい)
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