ページタイトル:下平窪諏訪神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:下平窪諏訪神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 下平窪諏訪神社のスギ
    (しもひらくぼすわじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 37m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県いわき市平下平窪字諏訪作(すわさく)
 〃 3次メッシュコード 5540−47−91
 〃 緯度・経度 北緯37度04分55.7秒
           東経140度53分10.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年8月26日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)高地側地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 平第四小学校から東方に500mほどの森の中に諏訪神社が鎮座する。
 当地の領主であった岩城氏の分家白土玄蕃重寛が文永年間(1264〜75)に信州諏訪の本社より勧請したと伝えられているようだ。(「諏訪神社の由緒と沿革」と題する石碑による)
 以来ずっとその地にあったが、近年、火災により社殿焼失。現在、旧社殿跡地に本殿が再建され、拝殿(兼社務所)は参道入口近くに再建された。
 拝殿前の駐車場に車を置いて歩いた。
 舗装された参道がスギ人工林の中を延びる。人工林のスギたちはみなまだ若い。勾配も緩く、歩きやすい参道だ。
 参道の終点近くに大杉が立っていた。
 ご覧のように幹の片面が焦げている。社殿焼失の際の輻射熱を受けて表皮が燃えたと思われる。
 幸い、傷は浅かったようで、被害は表面だけで済んだようだ。樹冠部では青々とした葉をつけている。
 幹囲を測ったら、ちょうど500cm。20年前の報告値より10cm増えている。
 新しい樹皮が形成されるにつれ、焦げ痕もだんだん薄れて行くことだろう。
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