ページタイトル:熊野神社三幹のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:熊野神社三幹のスギ(幹と並ぶ) 名称 熊野神社三幹のスギ
    (くまのじんじゃさんかんのすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 スギ
樹高 37m(注2)
目通り幹囲 6.2m(注2)
推定樹齢 600年以上(注2)
所在地の地名 福島県会津若松市北会津町下荒井字宮ノ西(注3)
 〃 3次メッシュコード 5639−16−99
 〃 緯度・経度 北緯37度29分56.5秒
           東経139度52分13.1秒
会津若松市指定天然記念物(1990年11月9日指定)
撮影年月日 2021年6月9日

注1)現地の案内板ではスギが漢字になっているが、天然記念物としての名称はカタカナが正しい
注2)「ふるさと回廊あいづ(名木)」による
注3)2004年11月1日、会津若松市に合併。旧行政区は北会津郡北会津村





 北会津中学校の北西200mほどのところに「ホタルの森公園」の広場があり、その北に隣接して熊野神社の森が広がる。
 案内板によると、蘆名氏の臣富田家3代祐義(すけよし?)が元徳元年(1329)に下荒井城を築いた際、その一角に熊野神社を造営。のち正平17年(1362=貞治元年)もしくは同23年(1368=応安元年)に現在地に再建されたという。上記推定樹齢は、その頃この杉が植えられたと考えられたもの。
 三幹の杉は鳥居のすぐ先、向かって右。注連縄をつけている。案内板にも「御神木として尊崇」されている旨が記されている。境内では群を抜いて大きい。
 再建当時、境内に杉が植えられたとすれば、その数は1本や2本ではなかったはずだ。森厳な雰囲気を作るためもあるだろうが、災害や老朽化で焼失・倒壊した際の再建用材とする現実的な意味もあっただろうからである。
 現在、境内にはこれに匹敵する大きさの杉は見当たらない。
 この杉は、数百年間の幸運に恵まれ続けた杉なのである。(全国の巨木たち全てに言えることだが…)
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