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名称 下桶売の種まきザクラ (しもおけうりのたねまきざくら) 名称の典拠 天然記念物指定名称 樹種 エドヒガン 樹高 19m(注1) 目通り幹囲 3.9m(注1) 推定樹齢 300年(注1) 所在地の地名 福島県いわき市川前町下桶売城木坂(じょうぎざか) 〃 3次メッシュコード 5540−65−98 〃 緯度・経度 北緯37度14分43.0秒 東経140度43分49.0秒 いわき市指定天然記念物(2000年4月28日指定) 撮影年月日 2021年4月19日 いわき市は、昭和41年(1966)に5市4町5村が合併して出来た市で、平成の大合併で各地に大面積の市が続々と登場する前は日本一広大な面積をもつ市だった。(人口も多く、福島県内では一番、東北地方全体でも仙台市に次いで二番目に人口が多い) 左図の種まきザクラが立つ旧川前村は、市内で最も内陸に位置すると言っていいかも知れない。同じくいわき市内の小名浜(おなはま)漁港からは直線距離で40kmほども離れている。 その差は気候の差としても表れる。この年、海岸近くの桜の多くは3月中に満開を迎えたが、この種まきザクラは4月下旬になってようやく咲き始めたところ。 桜が立つのは桶売中学校(桶売小学校と敷地を共有)の東約700m。道路近くの小高い場所に立つ私有物の桜である。 道路からも姿は見えるのだが、やはり近くに立ちたい。所有されるお宅に立入許可を願って快諾を得た。 桜の近くまで登ると、結構遠くまで見渡せる。学校もよく見える。ということは、学校からも桜が見えるに違いない。もしかしたら、この地区では知らぬ者のない一本桜なのかも知れない。 樹皮は若々しく、いまだ逞しい大枝を多く伸ばしている。 満開には少し早すぎたのが残念。 |
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