ページタイトル:六所神社の大樟 ロゴ:人里の巨木たち

画像:六所神社の大樟(1号木)(幹と並ぶ)
 ↑1号木(8.5m)。通称「熊野神木」
 ↓2号木(7.6m)。通称「住吉神木」
画像:六所神社の大樟(2号木)
  名称 六所神社の大樟 (ろくしょじんじゃのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 28m/29m(注2)
目通り幹囲 8.5m/7.6m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注3)
所在地の地名 福岡県糸島市志摩馬場(注4)
 〃 3次メッシュコード 5030−31−06
 〃 緯度・経度 北緯33度35分15.4秒
           東経130度12分16.2秒(注5)
福岡県指定天然記念物(1960年4月12日指定)
撮影年月日 2015年4月2日

注1)2010年1月に糸島市教育委員会が設置。ただし天然記念物指定名称は「六所神社のクス」
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注4)2010年1月1日、1市2町が合併して糸島市誕生。旧行政区は糸島郡志摩町
注5)これは1号木(左上図)の位置





 六所神社は旧志摩町役場(現糸島市役所志摩庁舎)の東方約1.9km。石ヶ岳(99m)西麓。
 拝殿の額に、「熊野三所大神」「住吉三所大神」と並記してあった。熊野三山と住吉三神を合わせて六所ということらしい。
 案内板によると、正確な創建年は不詳。天正年間(1573〜93)の兵火で焼失したのち、寛永8年(1631)、福岡藩主黒田忠之により再興。志摩郷の総鎮守となった。
 境内に立つ2本のクスノキ巨木が福岡県から天然記念物指定を受けている。
 クスノキ巨木では、根が大きく広がり、幹囲に比べて根回りがずっと大きくなることがよくある。それに加えて、このクスノキでは、社殿造営の際に地面が少し掘り下げられたようである。(平面をしっかり水平にするためだろうか) そのため、幹囲に比して、根回りがかなり大きい。
 幹そのものは、幹囲データから予想したほどには太く思えなかったが、樹勢は良好に見える。
 これから、まだまだ大きくなることだろう。
 
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