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名称 川辺の里のソテツ (かわべのさとのそてつ)
名称の典拠 なし
樹種 ソテツ
樹高 5m(注1)
目通り幹囲 8.1m(注1)
推定樹齢 450年(注2)
所在地の地名 福岡県糸島市志摩初(しまはつ)(注3)
〃 3次メッシュコード 5030−21−95
〃 緯度・経度 北緯33度34分58.0秒
東経130度11分11.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2025年3月29日
注1)環境省巨樹データベース(2018年調査)による
注2)現地の樹名碑による
注3)2010年1月1日、1市2町が合併して糸島市誕生。旧行政区は糸島郡志摩町
本州中央部に住む者にとって、「志摩」の地名からまず思い浮かぶのは、ミキモト・パールを産んだ英虞湾(あごわん)がある伊勢国(三重県)の志摩だが、ここ筑前国(福岡県)にも志摩がある。(志摩は「島」の意味らしい)
糸島半島の西半分が、合併して糸島市になる前の志摩町(しままち)であった。
町の南部で、雷山川(らいざんがわ)の支流初川(はつがわ)が90度向きを変える。ソテツが立つ志摩中央公園はその近く。スポーツ施設等を備えた市民公園だ。
愛称が「川辺の里」。
確かに初川が近くを流れているが、普通にある小さな川で、公園の愛称とするほどでもないように思われる。
何故「川辺の里」か。名の由来について調べてみて、次のようなことがわかった。
日本の戸籍制度は7世紀頃からあったらしい。しかし最初期のものは何も残っておらず、ごく一部にしろ、戸籍の中身が現存する最古のものは大宝2年(702)の戸籍で、現在は正倉院から移されて奈良国立博物館が保管している(国重文)。
全国3ヶ所分が残っていて、そのうちの一つが筑前国嶋(志摩)郡川辺里(かわのべのり?)のもの。その川辺里がこのあたりだというのである。(他の2ヶ所は豊前国仲津郡丁里(大分県中津郡)と
御野国加毛郡半布里(岐阜県加茂郡))
ここは律令政治時代からの歴史が今に続く地である。それを誇りに思う気持ちが「川辺の里」の愛称に繋がっていたのだ。
公園内に志摩歴史資料館がある。(そのことも愛称に関係あり?) ソテツが立つのはその資料館前。
5本の株立ちで、最大幹の幹囲は186cm。上記幹囲データは5本分を合算したもの。
なかなかの存在感ある大ソテツである。
平成8年(1996)に篤志家から寄贈されたということである。 |
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