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名称 島のケヤキ (しまのけやき)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 6.9m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 茨城県常陸太田市島町
〃 3次メッシュコード 5440−63−09
〃 緯度・経度 北緯36度30分33.2秒
東経140度29分46.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年2月18日
注1)旧環境庁が1991年に刊行
注2)上記環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
久慈川とその支流山田川と浅川に囲まれた土地のほぼ中央に、梵天山がある。標高30mほどの低い山で、「聳える」というより、「横たわる」といった感じ。丘とでも呼んだ方が適切なのかも知れない。
しかし、見方を変えれば、四囲すべてを平地に囲まれたなかで、ちょっとした特異地形だと言えなくもない。ここだけ、周りより少しだけ天に近い。この地形に、昔の人は、人智を超える何者かの意志を感じ取ろうとしたものと思われる。山頂付近には県史跡の梵天山古墳群があり、文安2年(1445)創建と伝える古刹宝金剛院もある。
ケヤキの鹿嶋日吉神社は梵天山の東麓。社名から想像するに、近年になって、いくつかの神社が合併したものであろう。
ケヤキの方も、スギと合併(?)しつつあるようだ。
こちらの合併はそう簡単ではないらしく、嫌がるスギに向かってケヤキが領分を侵略しつつあるようにも見える。
そんな状況を見てのことか、注連縄も、スギを避けて巻かれていた。 |
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