ページタイトル:志川のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:志川のクスノキ

画像:志川のクスノキ(全景)
名称 志川のクスノキ (しかわのくすのき)
名称の典拠 「西条の巨樹」(注1)
樹種 クスノキ
樹高 不明
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 愛媛県西条市丹原町志川(注3)
 〃 3次メッシュコード 5033−60−22
 〃 緯度・経度 北緯33度51分29.2秒
           東経133度01分32.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年5月19日

注1)西条市環境サポーターが2009年11月に刊行
注2)上記「西条の巨樹」による(2007年7月10日調査)
注3)2004年11月1日、旧西条市を含む2市2町が合併して新「西条市」誕生。旧行政区は周桑郡丹原町





 松山から国道11号を東へ。東温市から西条市(旧丹原町)に入り、「桜三里」を抜けて谷が広くなると、間もなく左手にこのクスノキが見えてくる。
 水田に囲まれて立つ、田中の一本杉ならぬ一本楠である。
 愛媛新聞社刊「愛媛の巨樹八十選」に、面白い話が載っていた。
 昔、ある村人が来客を迎えることになったが、貧乏で椀もなく困っていた。すると、翌朝、クスノキの根元に椀が置いてあった。その後も、クスノキは困窮した人に、たびたび椀やお金を貸してくれた。それで、人々はクスノキを「田中楠エ門さん」と呼んで親しんだ。ところがあるとき、不心得者が楠エ門さんを請負人(保証人)に仕立て、借金をしたまま踏み倒してしまった。以来、クスノキは、もう何も貸してくれなくなったそうである。 
 
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