ページタイトル:滋野稲荷神社の皀莢 当サイトのシンボルマーク

画像:滋野稲荷神社の皀莢 名称 滋野稲荷神社の皀莢
    (しげのいなりじんじゃのさいかち)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 サイカチ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 伝承350年(注3)
所在地の地名 長野県東御市滋野(片羽)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5438−43−10
 〃 緯度・経度 北緯36度20分46.3秒
           東経138度22分36.3秒
東御市指定天然記念物(1997年7月25日指定)
撮影年月日 2017年7月27日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)地上1.3mの高さにおける幹囲を実測
注3)東御市教育委員会が設置した案内板(設置年月不詳)による
注4)平成16年(2004)4月1日に東部町と北御牧村が合併して東御市誕生。旧行政区は小県郡東部町





 国道18号片羽交差点から北に入ると、すぐ左に滋野小学校があり、その反対側、右側の小路の入口に、サイカチへの案内矢印が出ていた。
 サイカチは小さな稲荷神社の境内。
 幹の半面を失っている。失ってからずいぶん時間が経った姿だ。上空に伸びた大枝も残ってはいるが、青葉の殆どは下部から出た若い枝についている。今後は生命の規模を小さくして生きることになりそうだ。
 大枝が元気な頃は、もっとずっと大きな体格をしていたことだろう。案内板に、「戦前にはこの木の下で子供相撲大会が開かれた」とある。
 サイカチはフジのような大きな鞘のある実をつける。
 この鞘にはサポニンが含まれ、水で揉み出すと石鹸のような作用をすると聞いたことがある。
 この地ではそのほかに「サヤを集めて風呂に入れると肌が滑らかになり、体が温まる」と、入浴剤としての利用も伝えている。(案内板より)
 競って鞘を拾いに来る時代もあったのだろうか。
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