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屋根越しにクスノキの頂部が見える |
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名称 志度寺のクスノキ (しどじのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 7.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 香川県さぬき市志度(注2)
〃 3次メッシュコード 5134−31−84
〃 緯度・経度 北緯34度19分28.1秒
東経134度10分47.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年3月28日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2002年4月1日、大川郡内の5街が合併してさぬき市誕生。旧行政区は大川郡志度町
四国八十八箇所第86番札所は補陀洛山清浄光院志度寺(ふだらくさんしょうじょうこういんしどじ)。真言宗善通寺派のお寺だ。
志度寺の裏は、道路を1本挟んで志度港。海面越しに五剣山(375m)の岩峰が見える。志度寺は、四国八十八箇所の中で最も海に近く、最も標高の低い霊場である。
寺の始まりは推古天皇33年(625)、凡薗子(おうしのそのこ)が、観音浄土である補陀洛山への渡海の入口として、観音堂を建立したことによるとか(案内板より)。海に近いのには、意味があるのだ。
境内には、「海女の墓」(市指定史跡)もある。藤原不比等(ふひと)が建立したとも、その子藤原房前(ふささき)が建立したともいわれ、謡曲「海士」の題材となった墓である。ここは、竜神が住む竜宮にも近いのだろう。
クスノキの話が遅くなった。
仁王門を入って参道を進むと、左手に本堂が見える。大クスノキはその後ろ。本堂と大師堂の屋根の間に、頭部だけ見えている。大師堂の横を回ると、クスノキの根元に立てる。
クスノキは、最頂部には葉がなく、樹皮が欠損している部分もある。しかし、残った部分は葉をたくさん付けている。枯れてしまう心配はなさそうだ。 |
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