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名称 渋木のムクノキ (しぶきのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 35m(注1) 今はもっと低い
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 山口県長門市渋木(山小根)
〃 3次メッシュコード 5131−31−75
〃 緯度・経度 北緯34度18分47.8秒
東経131度11度47.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年7月26日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
JR美祢線渋木駅の北方約200m、山裾にある一軒のお宅の入口に立つムクノキ。このお宅だけ、他の家々よりも高い位置にあるので、見つけるのは難しくない。
集落内の道は狭く、駐車スペースも無いので、少し遠くに車を置いて歩いた。近づくにつれ、ムクノキを見る角度が変わり、その都度、別の顔が見える。
ムクノキは、取付道路より2mほど高いところに立っていた。
奥様のお話では、数年前、業者に頼んで大枝をみな切ってもらったそうである。
強風を受けると、木が大きく揺れる。最近はそれが怖くなってきた。また、春には花がたくさん落ち、秋には落葉の山。年をとってきたら、片づけるのもだんだんしんどくなった。それで、小さくしてもらったとのことだ。
個人の所有物がもたらす結果には、自分で責任をとらなければならない。枝が落ちて屋根が壊れれば、自己資金で修繕するのが当然。
私も似たような年齢だから、体力的にも経済的にも力が衰えつつある自覚を持っている。だから、奥様の心配はよくわかり、他人事のように形態保存を訴えるつもりはない。
せめて、このあと、ムクノキがこの姿で長く生き続けてくれることを願いたいと思う。 |
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