ページタイトル:杓子ヶ入メグスリノキ 当サイトのシンボル

画像:杓子ヶ入メグスリノキ(全景)


画像:杓子ヶ入メグスリノキ
名称 杓子ヶ入メグスリノキ
    (しゃくしがいりめぐすりのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 メグスリノキ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 4.3m(注2)
推定樹齢 300年(注3)
所在地の地名 福島県喜多方市塩川町中屋沢(注4)
 〃 3次メッシュコード 5639−37−38
 〃 緯度・経度 北緯37度36分46.8秒
           東経139度58分22.0秒
喜多方市指定天然記念物(2000年2月指定)※
撮影年月日 2011年11月5日

注1)「森の巨人たち100選」案内板。林野庁ほかが連名で設置。なお、天然記念物指定名称の方は「杓子ヶ入のメグスリノキ」と、「の」が入る。どちらにしようか迷ったが、途中の案内表示はみな「の」が無かったので…
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による
注4)2006年1月4日、喜多方市に合併。旧行政区は耶麻郡塩川町
※後日確認したところ、喜多方市では合併の際に文化財指定をし直したようで、現在は合併した日にあたる2006年1月4日を指定日としている(2019/11/24追記)





 西から雄国沼に向かう林道が2本ある。そのうち、南側の中道地線を3kmほど登って行くと、路傍右手にメグスリノキへの案内が出ている。(その手前にも各所に案内表示がある)
 そこからは山道を約100m。灌木が切り払われ、歩きやすい。林道脇には、車数台分の駐車スペースもある。観察用のウッドデッキも作られた。いまやメグスリノキは観光資源なのである。
 そのかわり、周囲にロープが張られ、直接手で触れることが出来なくなったが、メグスリノキのためには適切な処置というべきだろう。多くの人にとって大切な、いわばヒトの共有財産であることをアピールしておけば、心ないイタズラをされることもないだろうと思うからだ。平成8年(1996)には、不心得者によって、根元の樹皮が大きく剥ぎ取られる被害に遭っている。
 昔からメグスリノキの樹皮を煎じた水で眼を洗うと眼病に効くと言われてきた(それが名前の由来)。恐らくその効用にあやかろうとしたのだろうが、迷惑な話だ。
 メグスリノキはカエデ科カエデ属の仲間。葉はカエデ(モミジ)に見えないが、ヘリコプターの羽のように回転して落下する種子の形は同じ。秋には紅葉する。
 2011年11月現在、環境省巨樹データベースによれば、国内で最大級のメグスリノキである。
 
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