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名称 雪村桜 (せっそんざくら)
名称の典拠 雪村庵の案内板に「雪村桜」とあった
樹種 エドヒガン
樹高 不明
目通り幹囲 5m(注1)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 福島県郡山市西田町大田字雪村
〃 3次メッシュコード 5640−13−37
〃 緯度・経度 北緯37度26分58.4秒
東経140度28分05.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年4月3日
注1)まったくの目分量
注2)福島民報社のウェブサイト「桜紀行」による
JR三春駅の西方約900m、八島川(やしまがわ)左岸の山裾に雪村庵(せっそんあん)がある。
案内板によると、ここは16世紀の画僧雪村周継(せっそんしゅうけい)が晩年を過ごした庵で、それが桜の名にもなったという。
雪村の生没年はよくわかっていないようが、1580年前後に没したとする説が有力なようだ。訪問時から440年ほど昔の話である。雪村本人がこの桜を見たことはなかったと思われる。
滝桜に代表されるような色の濃い、いわゆる「紅枝垂れ」ではなく、花色の淡い枝垂れ桜である。雪村について云々できるほどの知識も能力もない私が言うのもなんだが、この花色の淡さが、禅僧が晩年を過ごしたという庵にマッチしているように思う。(庵そのものは雪村の死後に建て直されたものだが…)
地元の方にとって、雪村の故事はもちろん、この桜も自慢の宝のようで、少し離れた道路脇の田一枚をつぶして観光客用無料駐車場としたほど。
私もありがたく使わせていただいた。 |
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