ページタイトル:泉徳寺跡のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:泉徳寺跡のイチョウ

画像:泉徳寺跡のイチョウ(全景)
名称 泉徳寺跡のイチョウ
    (せんとくじあとのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 7.6m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 鹿児島県伊佐市大口青木(注2)
 〃 3次メッシュコード 4830−05−61
 〃 緯度・経度 北緯32度03分39.0秒
           東経130度38分48.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年7月29日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2008年11月1日、1市1町が合併して伊佐市誕生。旧行政区は大口市





 大口中心部から、宮崎県えびの市に至る国道447号を東に向かう。青木・下青木の2集落を分ける青木川を渡ると、間もなく右手に下図の大イチョウが見えてくる。
 同図左方のコンクリート製の建物は泉徳寺廟。ここは青峰山泉徳寺の遺跡なのだ。
 案内板によると、今からおよそ420年前の天正11年(1583)、島津氏と肥前龍造寺氏との間に戦さが起きた。大口の地頭新納忠元(にいろただもと)の長男忠堯も、島津側の武将として参戦。奮戦空しく戦死してしまった。その死を惜しんだ島津義久はここに泉徳寺を建立して忠堯を弔った。
 以来、泉徳寺は大口における新納氏の菩提寺となった。現在も、歴代当主をはじめ新納一族の墓標が残っている。(写真が小さくて見えにくいが、イチョウの下、横一列に並んでいるのがその一部)
 イチョウはいつ頃植えられたのだろうか。融合木のようにも見え、樹齢は案外若いのかも知れない。泉徳寺創立より遅れて植えられた可能性がある。
 イチョウは天然記念物指定を受けていないが、この場所は史跡として伊佐市の文化財指定を受けている。墓石群とイチョウの関係から見ても、イチョウは史跡の一部として保護されているものと思われる。
 
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