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名称 関所破りの桜 (せきしょやぶりのさくら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 不明
目通り幹囲 3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県佐久市甲(上原)(注3)
〃 3次メッシュコード 5438−33−02
〃 緯度・経度 北緯36度15分26.2秒
東経138度24分02.8秒
佐久市指定天然記念物(1969年5月15日指定)
撮影年月日 2014年4月25日
注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)ちょっとおまけ気味の目分量。実際は3mに届いていないかも知れない
注3)2005年4月1日、佐久市に合併。旧行政区は北佐久郡浅科村
道の駅「ほっとぱーく・浅科」の西の高台に五郎兵衛記念館があり、その敷地の一角に、この一本桜が立っている。(道の駅から見える)
五郎兵衛とは、市川五郎兵衛真親(さねちか、1571〜1665)のこと。私財を投じて五郎兵衛用水を開削し、新田を開いた先覚者である。
昭和48年(1973)、その偉業を顕彰するとともに、関係資料を整理し、学術研究に寄与することを目的として、記念館が作られた。(佐久市公式ウェブサイトを参考)
その庭に立つシダレザクラの名が「関所破りの桜」。
市川五郎兵衛を祀る真親神社(さねちかじんじゃ)に植える桜苗を受け取りに行った使者が通行手形を忘れてしまった。しかし役人にわけを話したところ、通行を許された。そんな謂われを持つ桜らしい。「関所破り」とは衝撃的な名だが、時代劇で見るような大立ち回りはなかったわけだ。
訪ねた時は、まさに満開。美しい姿が朝日に照らされて輝いていた。 |
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