ページタイトル:堰神社のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:堰神社のイチョウ

名称 堰神社のイチョウ (せきじんじゃのいちょう)
名称の典拠 「青森県里山の巨樹・古木マップ」(注1)
樹種 イチョウ
樹高 32m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 青森県南津軽郡藤崎町藤崎字横松
 〃 3次メッシュコード 6040−73−89
 〃 緯度・経度 北緯40度39分24.4秒
           東経140度29分30.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年8月21日

注1)青森県農林水産部林政課が刊行。ただし神社名の読み方については未確認
注2)環境省が2000年に実施したフォローアップ調査による
注3)上記「青森県里山の巨樹・古木マップ」による





 堰神社とは、変わった社号を持つ神社だ。
 境内に案内板があった。内容は凡そ次のとおり。
 藩政時代のこと。人々は藤崎川の取水口がたびたび氾濫を繰り返すことに困っていた。困苦を見かねた太郎左衛門なる人物が、自ら人柱となることを決意。慶長14年(1609)4月14日、衆人が注視するなか、腹上に大杭を打ち込ませた。
 津軽3代藩主信義は、この義人を顕彰するため、正保2年(1645)、(堰八太郎左衛門安高の名を与え?)、福田大明神としてその霊を祀る神社を建立した。それがこの福田宮堰神社である。堰神社は、いまも太郎左衛門の命日である4月14日を祭日としているそうである。
 社号は、いわば水害から美田を守る「堰」ということなのだろう。
 イチョウについての記述はないが、推定樹齢を400年としているということは、神社創立とほぼ同時に植えられたとしているわけだ。
 勝手な思いこみだが、太郎左衛門の生命がイチョウに引き継がれているような気がして仕方がなかった。
 
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