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名称 清泰寺のカヤ (せいたいじのかや)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 山梨県北杜市白州町花水(注4)
 〃 3次メッシュコード 5338−52−77
 〃 緯度・経度 北緯35度48分52.1秒
           東経138度20分42.3秒
山梨県指定天然記念物(1968年2月8日指定)
撮影年月日 2011年1月10日

注1)山梨県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)上記案内板による
注4)平成16年(2004)11月1日、北巨摩郡の7町村が合併して北杜市誕生。旧行政区は北巨摩郡白州町





 旧白州町役場の北東1.2km、釜無川の左岸高台に曹洞宗霊長山清泰寺がある。旧白州町から旧長坂町に向かう県道606号の近くだ。甲斐百八霊場第73番とされる名刹である。
 テレビ山梨「甲斐百八霊場」によれば、平安末期に開かれた古い寺らしく、「甲斐国志」には、甲斐源氏の祖新羅三郎義光の子、逸見四郎清泰の開基とあるらしい。一方、寺記では、大治2年(1127)、義光の子逸見冠者刑部三郎義清が開基したとされているようだ。清泰寺の寺号には、和源氏が安であるようにとの願いが込められているそうである。
 創立当初は天台宗だったが、文明6年(1474)、雲鷹玄俊和尚によって曹洞宗に改められたという。
 石段を登った上、茅葺きの山門(四脚門)のすぐ手前に、大きなカヤの木が立っている。
 直幹のカヤで、なかなか凛々しい姿をしている。樹勢が良いのだろう。
 一方、根元付近の幹模様には、老カヤ独特の凹凸が見え、風格を添えている。
 立地場所も良く、老いと若さを兼ね備えたカヤ名木の一つと言ってよいのでなかろうか。
 
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