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名称 愛宕神社の清秀桜
(あたごじんじゃのせいしゅうざくら)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 エドヒガン
樹高 11m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 750年以上(注2)
所在地の地名 長野県飯田市愛宕町
〃 3次メッシュコード 5337−26−16
〃 緯度・経度 北緯35度30秒45.7秒
東経137度49分22.5秒
飯田市指定天然記念物(1973年12月25日指定)
撮影年月日 2014年4月7日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)1996年6月に飯田市教育委員会が設置した案内板による
飯田市役所の南、国道256号(三州街道)の「国合同庁舎前」交差点から東に入ると、突き当たりが愛宕稲荷神社だ。清秀桜は、神社の駐車場の端に立っている。
案内板によると、のちの飯田城(長姫城)が築かれる前、この場所には飯坂城(愛宕城)なる古城があったようだ。(飯田城からは、小さな谷を挟んで反対側の高台にあたる)
その後、建保年間(1212〜18)、城の跡地に地蔵寺が建てられ、仁治元年(1240)、この桜が植えられたという。
植えたのは清秀法印。地蔵寺の僧だったのだろう。その名をもらったサクラである。
飯田で一番の古桜ということで、傷みも大きい。
空洞が広がり、皮のみの姿となって、さらにその皮すら失われた。今に残るのは、辛うじて生きながらえた枝に繋がる部分のみ。と、そのように想像するのだが、当たっているだろうか。
かつては大桜だったこともあるのだろう。しかし今は、上記幹囲データには届きそうにない姿のように思われる。 |
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