ページタイトル:誓願寺のソテツ 当サイトのシンボル

画像:誓願寺のソテツ_1


画像:誓願寺のソテツ_2
名称 誓願寺のソテツ (せいがんじのそてつ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ソテツ
樹高 5m(注1)
目通り幹囲 6m(注1)
推定樹齢 1000年以上(注2)
所在地の地名 香川県小豆郡小豆島町二面(注3)
 〃 3次メッシュコード 5134−51−59
 〃 緯度・経度 北緯34度27分41.6秒
           東経134度14分36.8秒
国指定天然記念物指定(1924年12月9日指定)
撮影年月日 2013年3月29日

注1)まったくの目分量。ただし幹囲についてはどう目測していいものやら見当がつかないので、根元の幹囲を示した。地上1.3mの高さにおける全周はもっと遙かに大きい
注2)誓願寺・香川県教育委員会・池田町教育委員会の三者が連名で設置した案内板による(設置年月不詳)
注3)2006年3月21日、小豆郡内の2町が合併して小豆島町誕生。旧行政区は小豆郡池田町





 二面(ふたおもて)漁港の海岸線から200mほど内陸側に、真言宗善通寺派妙見山西蓮院誓願寺がある。小豆島88ヶ所霊場の第31番札所とされている。
 その境内に、多数の幹に分かれた雌株の大ソテツがある。大正13年(1924)、国から天然記念物に指定された。
 まるで寄せ植えしたかのような姿だが、根元を見れば、全体で1本の木であることがわかる。
 天然記念物指定時の解説に、「根元ノ全周圍約二丈」とある。「丈」は昔の長さの単位で、「尺」の10倍。二丈は、およそ6mにあたる。
 しかし、それは、根元を覗き込んで見たときの話である。前に立った時の印象は、もっと遙かに大きい。全体としての径は10mくらいあるのでなかろうか。これらが全体で1本の木だと言われても、にわかには信じられないくらいだ。
 平凡社「香川県の地名」によれば、このソテツは、塩屋金八なる人物が安永年間(1772〜81)に寄進したと伝えられているらしい。今から230年ほど昔のことだ。
 ソテツは大きくなってからでも移植可能だというが、その当時の大きさはどれくらいだったのだろうか。
 2013年3月現在、国指定天然記念物のソテツは全部で12件。四国4県では、この誓願寺のソテツが唯一の指定である。
 
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