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名称 清田の大樟 (せいだのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 11.7m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 愛知県蒲郡市清田町
〃 3次メッシュコード 5237−21−18
〃 緯度・経度 北緯34度50分45.4秒
東経137度14分02.5秒
国指定天然記念物(1929年12月17日)
撮影年月日 2007年12月23日
注1)蒲郡市教育委員会が設置(設置年月不詳)。ただし、国が天然記念物に指定するにあたってつけた名称は「清田の大クス」とカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)上記案内板による
蒲郡市街地の北、ミカン畑の中に立つ大クスノキ。樹勢も良い。
このあたりは、土地の勾配が緩く南に向かって下がっている。陽光を受けるには好都合だ。日射しがあれば地面は暖まりやすく、周辺に比して、多少気温も高いことだろう。南を除く三方が山地であり、寒風も和らげてくれる。
そんな環境が、暖かい地方の植物の生育に適していると思われる。ミカン栽培もそれを物語っているのだろうし、近年では、大クスの周辺に、大規模なビニールハウスも増えた。この環境は暖地性のクスノキにとっても好都合なはずだ。
前日からの雨も、朝には上がり、大クスノキを訪ねる頃には、頭上に青空が広がっていた。
当地には、ほぼ2週間ぶりの雨だった。冬ではあるが、緑は濃さを増し、輝いて見えた。
幹の黒く見える部分は、枝先が集めた雨が伝わった跡である。大きく広げた枝は、陽光を受ける面積を広げるとともに、降った雨を根元に集める役割も担っているわけだ。
とにかく、元気な様子の巨木を見ることが出来て良かった。
私が住む所からは300km以上離れているのだが、ここに、こんなに元気な大クスがいるという事実は、なんとなく気持ちをワクワクさせてくれる。
訪ねてみて良かった。
近年、大クスのすぐ近くに駐車場が設けられ、1分ほど歩けばクスノキに対面できる。
来訪者に対するそんな心配りも嬉しかった。 |
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