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名称 沢渡のスギ (さわどのすぎ)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 8.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県北安曇郡白馬村神城沢渡
〃 3次メッシュコード 5437−76−67
〃 緯度・経度 北緯36度38分23.6秒
東経137度50分43.7秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2003年11月1日(左の画像)
2016年9月30日(少し大きめの画像)
注1)2016年9月30日に、地上1.3mの高さにおける幹囲を実測。その高さには太い大枝が出ていて、この数値はその部分を含む数値である。従って、幹そのものはもう少し細い(印象としては6mくらい)が、傍らに立った感じでは納得できる数値だと思う
道の駅「白馬」の少し南、国道148号を走っていたときに、道の東側に立っているのが目についた。
典型的なウラスギ(アシウスギ)のタイプで、低い位置から太く厚みのある大枝を広げている。
眺めていると、ちょうど農作業を終えて帰宅途中の男性が通りかかった。60歳を少し超えたあたりだろうか。なかなか品の良さそうな紳士である。
失礼を顧みず、この大杉に固有名がないものかうかがってみた。
返事は否定的。自分たちは「お墓の杉」と呼んでいるが、その名がそのまま通用するか疑問だ。大杉は、自分が子供だった頃の、昔の姿とほとんど変わっていない。と、およそこんな内容が返ってきた。
確かに、根元には数基の墓が散在している。先人の記憶として杉が植えられたものか。それとも、大杉に寄り添うようなこの位置を選んで、墓が設置されたものか。
いずれであるにしろ、「お墓の杉」の名は、このスギとヒトとの精神的なつながりをよく表しているように思えた。(ただし当サイト上では、地名を冠して標記のように名付けることにした) |
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