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名称 沢田のモミの木 (さわだのもみのき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 モミ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 500〜600年(注2)
所在地の地名 青森県十和田市沢田字水尻山(注3)
〃 3次メッシュコード 6041−61−90
〃 緯度・経度 北緯40度34分41.4秒
東経141度08分00.0秒
青森県指定天然記念物(1972年12月6日指定)
撮影年月日 2022年7月26日
注1)天然記念物としての名称は「モミの木」。それでは他と区別できないので、当サイトでは地名を冠して呼ばせていただく
注2)青森県公式ウェブサイトの文化財紹介ページによる
注3)2005年1月1日、十和田市に合併。旧行政区は上北郡十和田湖町
道の駅「奥入瀬ろまんパーク」から直線距離で南東に約1.6km。舘(たて)集落北側の小山に立つモミの木。
上記文化財紹介ページによると、ここは天正年間(1573〜1592)に当地を治めていた沢田左衛門定基の居城跡と伝えられているらしい(「舘」の地名もそれに因む?)。今はスギ人工林に覆われた私有地である。
道路脇に「モミの木」の案内板が設置され、朱塗りの鳥居もある。そこがモミの木への入口だ。
いくらも歩かぬうちにモミの木に着いた。
モミは人工林のスギたちに比べ、明らかに先輩である。貫禄が違う。
頂部で4幹に分かれている。ある程度成長してから大きな損傷を受け、こんな姿になったのだろう。損傷を受けてからかなり時間が経ったように思われる。
樹下に稚樹が芽生えていた。このモミの子だろう。
これだけしっかりとスギたちに囲まれていると、簡単には日光を分けてもらえそうにない。十分に生長する前に死んでしまう可能性が大きいが、そうとは知らず懸命に生きようとしている。
野生の世界では、極めて幸運な稚樹だけが稀に大きくなることが出来る。
巨木にまで育つのはとても大変なことなのだ。 |
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