ページタイトル:沢田のクヌギ 当サイトのシンボル

画像:沢田のクヌギ

名称 沢田のクヌギ (さわだのくぬぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 クヌギ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 3.8m(注3)
推定樹齢 600年(注4)
所在地の地名 青森県十和田市沢田字野倉沢(注5)
 〃 3次メッシュコード 6041−61−80
 〃 緯度・経度 北緯40度34分32秒
           東経141度07分45秒
青森県指定天然記念物(1972年12月6日指定)
撮影年月日 2009年8月18日

注1)天然記念物指定名称は単に「クヌギ」。それでは他と区別できないので、地名を冠して呼ぶことにした
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)同書には5.6mと記されているが、実態とはかけ離れているため、地上1.3m地点の幹囲を実測
注4)旧十和田湖町教育委員会が設置した案内板による
注5)2005年1月1日、十和田市に合併。旧行政区は上北郡十和田湖町





 舘集落の北を走る道を西に進むと、十和田南部広域農道にぶつかる手前の路傍に、小さな案内板が出ている。その付近に車を停め、案内板の横に開く道を1分ほど下ると、クヌギの前に出る。
 クヌギといえば、子供時代に、朝早く起きて、カブトムシやクワガタムシを捕りに行ったことが思い出される。
 この日訪ねたのは11時近くだったが、何種類かの甲虫やスズメバチが樹液を舐めに来ていた。
 幹の途中に、幹をほぼぐるっと一回りするリング状突起が形成されている。何が原因となって、こんな形のものができたのだろうか。
 クヌギは薪炭の材料とされるため、里山には大木となって残っているクヌギは少ない。こんなにユニークな姿のクヌギを忘れることはないだろう。
 最後に、ここは、実は私有林なのだが、クヌギを公開してくださり、クヌギに至る道までつけて下さっていることに感謝したい。

※残念ながら、もうこの姿を見ることは出来ない。根元から倒れてしまった。倒壊の発見は、2016年1月12日。倒れたのがいつかは不明。誰に看取られることもない死だった。(2016.04.15追記)
 
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