ページタイトル:小室家のヤマザクラ 当サイトのシンボルマーク

画像:小室家のヤマザクラ(幹と並ぶ) 名称 小室家のヤマザクラ (こむろけのやまざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヤマザクラ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 茨城県常陸太田市大菅町(注3)
 〃 3次メッシュコード 5540−04−01
 〃 緯度・経度 北緯36度40分33.9秒
           東経140度31分08.1秒
常陸太田市指定天然記念物(1994年12月17日指定)
撮影年月日 2020年4月3日

注1)「上深荻大菅町会」が設置(設置年月不詳)。ただし天然記念物指定名称は「小室家のやまざくら(1株)」と、ひらがな
注2)環境省巨樹データベース(2010年報告値)による
注3)2004年12月1日、常陸太田市に合併。旧行政区は久慈郡里美村





 大菅は里川(さとがわ)左岸の集落である。集落北西部、生活道路の横に上記の案内板が出ているのだが、ちょっと分かりにくいかも知れない。
 私有物のヤマザクラで、所有者の家の墓地に立つ。長野県では墓地に立つ大桜をよく目にするが、墓地にサクラを植えるのは、必ずしも長野県ばかりではないようだ。
 本来ならば所有者の許可を得る必要があるのだが、お屋敷から離れて立ち、路傍に案内板があったり、通路が整備されたりしていることから、自由に見学させていただけるようだ。(当のヤマザクラはもちろん、周辺環境も汚したり損なったりしないよう、心遣いは必要)
 なかなかの体格のヤマザクラである。シダが着生し、ごつごつとした幹は、老いた者だけが持つ威厳を帯びている。小室家では、先祖代々このサクラを守って来られたのだろう。
 訪ねたのが早すぎ、まだ咲き初(そ)めたばかりだったのが、唯一の心残り。
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