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名称 佐世神社のスダジイ (させじんじゃのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 10.9m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 島根県雲南市大東町下佐世(注2)
〃 3次メッシュコード 5232−77−66
〃 緯度・経度 北緯35度18分32秒
東経132度56分57秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月23日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2004年11月1日、2つの郡にまたがる5町1村が合併して雲南市誕生。旧行政区は大原郡大東町
その名も神代(かみよ)という字名を持つ地に、スサノオ伝説を伝える佐世神社がある。
佐世川右岸、県道脇に表参道が開いている。本来はここから石段で一気に尾根に上がり、さらに尾根上を200mほど歩いたようだが、訪問時は通行禁止。裏参道を使うよう指示があった。(表参道はかなり荒れている様子。しばらく使われていないようだ)
裏参道は、大きな車でなければ進めそうだったが、時間もあったので、公民館(神代公会所)前をお借りして車を駐め、歩くことにした。(雨が降っていたので、車で行こうか迷ったが)
案内板によると、「出雲風土記参究」に、(ヤマタノオロチを退治したあと、)須佐之男命(すさのおのみこと)が佐世の木の葉をかざして舞った。その葉がここに落ちたので佐世というようになったとの伝承が記されているらしい。
市の公式ホームページの説明は若干異なり、頭にかざしていたのは葉ではなく小枝で、その小枝がここに落ちて根づいたとなっている。
その佐世の木だというスダジイが境内にある。
もちろん、この木がスサノオの時代から生きているわけではない。「枯れては又芽を吹き」、これは5代目だという。
1988年巨樹・巨木林調査では4本の株立ちとなっている。上記の幹囲データは4本分の合算値である。
今は2本のみ。大きい方が約5m。データよりも小さくなってしまった。 |
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