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画像:猿沢の箒カヤ

画像:猿沢の箒カヤ(幹と並ぶ)
名称 猿沢の箒カヤ (さるさわのほうきかや)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 7.8m(注2)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 岩手県一関市大東町猿沢字伊沢田南沢(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5841−42−33
 
〃 緯度・経度 北緯39度01分36.5秒
           東経141度17分08.3秒
岩手県指定天然記念物(1976年3月23日指定)
撮影年月日 2006年8月3日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(旧大東町教育委員会が設置?)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2005年9月20日、一関市に合併。旧行政区は東磐井郡大東町





 老婆心ながら申し上げると、ホウキカヤという樹種があるわけではない。1株から出て多数枝分かれした姿が、ホウキギ(私の少年時代は、これを庭に植えて、清掃用の草箒を自給自足する家が多かった)に似るからである。案内板には太い枝が10本とあるので数えてみようと思ったが、どれを「太い枝」としたものか不明なため、確認できなかった。とにかく細いものまで数えれば、10本を超えていることは確かだ。
 個人の所有物であり、お屋敷内に立っている。来意を告げ、見学の許可を願ったところ、快諾を得た。
 お宅の敷地は小高くなっており、カヤは斜面上に立っている。隣は元気のいい竹林。カヤの方に勢力範囲を広げたがっているようだが、毎年手入れをして侵入を防いでおられるようだ。
 枯れかけた枝を整理したのだろうか、分岐してすぐ人為的に切断された枝も見かける。以前はもっと多くの枝を広げていたわけだ。
 所有者の愛情を受けて、樹勢の良い大カヤである。 
 
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