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猿丸神社境内林 |
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名称 猿丸神社のケヤキ
(さるまるじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県金沢市笠舞3丁目
〃 3次メッシュコード 5436−65−53
〃 緯度・経度 北緯36度33分06秒
東経136度40分01秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2005年11月13日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
猿丸神社の名は、36歌仙のひとり、猿丸大夫に因むという。
猿丸大夫は、小倉百人一首に載る「おくやまのもみぢふみわけなくしかのこゑきく時ぞ秋はかなしき」の作者で、名を知る人は多いと思われる。ただし、その人物像については、よくわかっていないようだ。全国各地に旧跡とされる場所が散在し、ここもその一つを称している。
ケヤキを中心とした境内の木々が、「猿丸神社保存樹林」として、金沢市から保存指定を受けている。
社殿に向かって左、境内の端に立つケヤキ(上写真)が最も太そうなので、旧環境庁データに6.3mとある個体に比定してみたが、瘤上の最も飛び出た部分を測った可能性もあり、とてもデータほどのサイズには見えない。あるいはその個体は、既に枯死してしまったのかもしれない。
平凡社「石川県の地名」によれば、猿丸神社には、女性が恋の怨みを晴らすため、社木に鉄釘を打ち付けて呪詛する慣習があったという。
こわいこわい。恋の怨みとは、もとよりあまり縁がないが、とにかく女性の怨みは買わない方がよさそうだ。 |
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