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名称 三州谷の大欅 (さんしゅうだにのおおけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 41m(注2)
目通り幹囲 8.1m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 鹿児島県伊佐市大口青木(注4)
〃 3次メッシュコード 4830−05−85
〃 緯度・経度 北緯32度04分25秒
東経130度41分15秒
大口市指定天然記念物(1988年1月22日指定)
撮影年月日 2009年7月29日
注1)1991年9月に大口市教育委員会が設置。なお、同じく大口市教委が設置した標柱では「三州谷の大ケヤキ」とカタカナになっている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による
注4)2008年11月1日、1市1町が合併して伊佐市誕生。旧行政区は大口市
鹿児島県の旧大口市と宮崎県えびの市を結ぶ国道が447号である。
間根ヶ平国有林の一員であるこの大ケヤキは、市山川の谷を県境から西に2kmほど下ったあたり。国道のすぐ近くに立っている。
かねてより、知る人ぞ知る大ケヤキだったらしい。
このケヤキを見るために国道をここに通したわけでないのは、地形図を詳細に調べればわかることだが、もし、この道路がなかったならば、ごく僅かの人しか知らない「幻の大欅」だったことは間違いない。
高みまで横枝がなく、ひょろっと背の高いケヤキで、悪く言えばちょっと間延びした感じ。1枚の写真に格好良く収めるのは難しい。
というわけで、上半分を上図、下半分を下図に収めてみた。
ご覧のように、樹勢があまり良くない。上向きに伸びた枝はすべて枯れてしまった。もう少し経つと樹形が大きく変わってしまうことだろう。主幹下部についても、保護のために何かの皮膜を被せたか、あるいは一部を補修したものか、とにかくケヤキ本来の樹皮の色ではなかった。
現時点ではまだ枯死の心配は無さそうだが、残念なことである。
国道の開通による悪影響が、今頃になって出てきたということでなければいいが。
追記:2011年8月22日朝、根元から倒壊しているのが発見された |
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