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画像:三陸大王杉(遠景)


画像:三陸大王杉


画像:三陸大王杉(大杉から家々を望む)
名称 三陸大王杉 (さんりくだいおうすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 11.6m(注2)
推定樹齢 伝承1500年(注2)
所在地の地名 岩手県大船渡市三陸町越喜来字杉下(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5841−56−35
 
〃 緯度・経度 北緯39度07分05秒
           東経141度48分55秒
大船渡市指定天然記念物(1978年2月10日指定)(注4)
撮影年月日 2006年8月2日

注1)2006年1月31日に大船渡市教育委員会が設置。ただし天然記念物指定名称は「老杉」というもの。「三陸大王杉」の名は括弧書きで示されていた。しかし既にこの名は多くの人が知るところなので、そちらの方を選んだ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2001年11月15日、大船渡市に合併。旧行政区は気仙郡三陸町
注4)これは三陸町によって指定された日。指定は、合併とともに大船渡市に引き継がれた





 八幡神社の社殿の斜め後ろに立っている。
 八幡神社は、越喜来(おきらい)漁港を見下ろす高台にあるため、湾内のどこからも、家々の屋根の上方に、大杉の姿を認めることが出来る。
 四方に太い枝を伸ばすウラスギ(アシウスギ)の仲間で、樹勢が良かった頃は、周辺全体を覆わんばかりのその樹形に、杉下の字名がついたと伝えられている。
 その後は、度重なる落雷などにより、めっきり樹勢が衰えてしまった。
 このままでは死を待つばかりと、平成2年(1990)に「三陸大王杉を守る会」が結成され、寄付を集めて、樹木医山野忠彦氏の大規模治療を受けた。現在見られる修復跡は、そのときのものであろう。
 上写真のように、一部は蘇って元気に葉をつけている。しかし、最近、斜面下方に突き出た大枝が折れてしまった。寄る年波には、勝てないようだ。
 大杉がなくなると風景が変わってしまう。大袈裟に言えば、越喜来にとって、それほど存在感のある大杉だ。是非長生きしてもらいたいものだ。
 
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