ページタイトル:佐野のタブノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:佐野のタブノキ 名称 佐野のタブノキ (さののたぶのき)
名称の典拠 なし
樹種 タブノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 350年(注2)
所在地の地名 大分県大分市佐野
 〃 3次メッシュコード 4931−65−48
 〃 緯度・経度 北緯33度12分27.7秒
           東経131度43分34.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年4月6日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)案内板による





 国道197号の南に大分流通業務団地がある。この団地とJR鶴崎駅、JR坂ノ上駅でやや形の崩れた正三角形を成す、と言えばおよその位置がおわかりだろうか。
 流通業務団地の東を佐野川(さのがわ)が流れ、その右岸山裾に左図のタブノキが立つ。すぐ近くを高圧送電線が通っているので、それを目当てにするのもいいかも知れない。(地理院地図には高圧送電線も描かれている。グーグルアースでは送電線はわかりにくい)
 タブノキは立ち上がってすぐに3幹に分かれ、緑濃い大きな樹冠を戴いている。根の一部が浮き出て、地表を這っている。
 案内板によると、昔、この地区で子供が育たなかったので荒神社をこのタブノキに祀ったという。幹が分岐する部分の中央に置かれていた御神体は、今ではもうタブノキの成長に巻き込まれ、外からは見えなくなってしまったとのこと。幹に注連縄はないが、このタブノキ自身も神木のように考えられているのかも知れない。
 根元の祠は、その後で建てられた荒神社なのだろうか。
 なかなか堂々とした姿のタブノキである。
 「大分市の名木」に指定されている。
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