ページタイトル:六日町の桑の木 当サイトのシンボルマーク

画像:六日町の桑の木 名称 六日町の桑の木 (むいかまちのくわのき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 マグワ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 3.6m(注2)
推定樹齢 140年以上(注3)
所在地の地名 青森県三戸郡三戸町六日町
 〃 3次メッシュコード 6041−42−51
 〃 緯度・経度 北緯40度23分05.7秒
           東経141度15分41.3秒
青森県指定天然記念物(1956年5月14日指定)
撮影年月日 2022年7月23日

注1)天然記念物指定名称は単に「桑の木」。それでは他と区別できないので私のサイトでは地名を冠して呼ばせていただく
注2)環境省巨樹データベース(2010年調査)による
注3)2016年に三戸町教育委員会が設置した案内板による





 この桑の木がここにある由来について、町教委が設置した上記案内板の文章をそのまま引用しよう。
 『明治政府は輸出品として有力な生糸を増産するため全国各地で養蚕を奨励しました。/三戸町でも養蚕発展のため、明治8年(1875)春、前年に福島県で仕立てた「山中高助(さんちゅうたかすけ)」(品種名)の苗木を購入しました。そして翌9年、明治天皇の東北巡行(幸?)を記念して、似鳥新六氏がその内の一本をこの地に植えました。/桑の木は、虫害のため30〜40年で枯死するものがほとんどですが、この桑の木は樹齢140年を経過しても、なお旺盛な発育を見せています。』
 桑の木が立つのは熊原川(くまはらがわ)左岸、天神山(235m)南東麓。今は市街地の一角だが、その当時は桑畑が広がっていたのだろうか。
 養蚕用に特化した品種だけあって、葉がすごく大きい。にもかわからず、触った感触はごわごわしない。これならカイコも食べやすいだろう。
 日本国内で品種改良されたのだと思うが、原種はもとから日本にあったヤマグワではなく、中国伝来のマグワ(カラヤマグワ)のようだ。(日本蚕糸学雑誌第21巻、相田二三夫「栽培桑品種の類別に関する一知見」による)
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